「ユレダス」がパワーアップです♪

地震時2秒後に新幹線を自動減速…新システム導入へ

 地震時に東海道新幹線を自動的に減速するJR東海の警報システム「ユレダス」が刷新される。地震検知から2秒で警報を出せるようになるほか、不必要な警報も半減できるなど、スピードと精度がアップする見込みで、同社は来年度中の導入を計画している。

 ユレダスは1992年に運用開始。地震初期の小さな縦波(P波)を瞬時にとらえて警報を出し、直後の大きな横波(S波)が襲ってくるまでの間に、新幹線を減速させる。沿線など14か所に地震検知点があり、コンピューターでマグニチュード(M)や震源からの距離を算出。3秒後には変電所を停電させて新幹線を減速させる。

 新ユレダスでは、鉄道総合技術研究所気象庁が、P波から震源地やマグニチュードを解析する手法を改良。地震検知から警報発信までの所要時間を2秒に短縮できる。

 新幹線の最高時速は270キロ・メートルで、1秒間に約75メートル進む。JR東海は「トンネルや線路など構造物は阪神大震災級の地震にも耐えられる」としているが、線路上に障害物が落下しているような場合に備え、少しでも早く減速すれば危険が回避できる。
(読売新聞) - 9月27日3時46分更新

ユレダス」は、だいぶ前から新幹線で使われていて、
新幹線の高速運転の信頼性を高めるために貢献してきました。
去年宮城県であった地震でも作動したそうです。


所要時間が3秒から2秒に縮まったと聞くと、たったの1秒のように見えますが、
P波が生じてからS波が到着して本格的に揺れるまでには
震源が近くにある場合は10秒かからない場合もありますので、
決して馬鹿にできない成果だと思います。


最近は、新幹線ばかりでなく、生活の様々な場面で、
レダスの防災への効果が期待されているようです。
本格的な地震波が到着するまでに
電気を止めたりガスを止めたり、といった操作が可能になるようです。
この成果はそんな方面にも役立つことでしょう。