覆水盆に返らず、海水盆に泳がず。

仙台・深沼海水浴場 短い夏にブーイング 今季もお盆前閉鎖

 仙台市唯一の海水浴場の深沼海水浴場(若林区)が今シーズンも、お盆(8月13日―16日)を前に営業を終える。管理者の仙台観光コンベンション協会が財政難で「監視員を盆明けまで雇う余裕がない」というのが理由。帰省客からは「里帰りしても味気ない」と不満の声が上がり、海の家の経営者も「書き入れ時がふいになる」と恨めしげだ。

 同海水浴場は例年、お盆前に閉鎖していて、協会は今季も遊泳期間を7月14日から8月12日までの30日間とし、8月13日から遊泳禁止にすることを決めた。

 協会は期間中、14人の監視員を雇い、基本的に一人8000円の日当を出しているが、財政難で人件費を抑えなければならず、「これ以上の雇用の延長はできない」という。このため「監視態勢が確保できないと安全管理に責任が持てない」として、海の家に盆前の営業終了に理解を求めた。

 協会側はほかにも早期閉鎖の理由として、波が高くなる土用波が増えることや、地元住民が「お盆ぐらいは海水浴客の騒がしさから逃れて過ごしたい」と望んでいることを挙げている。

 お盆前に遊泳期間を終える海水浴場は宮城県内でも少なく、他には深沼海水浴場と同様、土用波の危険性を理由に8月10日で閉鎖する石巻市渡波海水浴場ぐらいだ。

 しかし、仙台管区気象台の話では、土用波は土用の入り(7月19日)を過ぎると増える傾向にあるものの、お盆以降に頻度を増すということはなく、盆前閉鎖の確たる根拠にはならないようだ。

 神奈川県の大学に進んだ遠藤宏紀さん(21)は毎年、お盆に仙台市の実家に帰省する。「里帰りした友人と海水浴に行くのが恒例だが、地元の海水浴場が閉鎖されているので、遠出せざるを得ない」と不満そうだ。

 深沼海水浴場海の家出店者組合長の佐藤栄さん(70)も「今年は冷夏で商売上がったりだった昨年の分も取り返そうと意気込んでいるが、書き入れ時を目前にした営業打ち切りは痛い」と残念がっている。
河北新報

「遊泳期間」を10日間ずらして、7月24日-8月22日とすれば、
別に人件費の件は何も問題にならないはずなのですが…。
わざわざ梅雨時に営業するならその分の費用をお盆に回せばそれで解決、のような気がします。


海水浴客の騒がしさだって大したことはないと思われますが…
少なくとも駅前の大通りの自動車による騒音に比べればかわいいものです。


よくわからないお話です。