物騒な世の中です。

受講生ら落胆 収穫目前のカボチャなど盗難 仙台の農園講座

 仙台市泉区の高森市民センター(舟山恭一館長)が主催する名物講座「高森ミニ農園」で、収穫目前のカボチャなどが盗まれ、
受講生が衝撃を受けている。講座が1992年度に始まって以来、まとまって盗まれたのは初めてという。野菜作りに初挑戦の受
講生も多く、「意欲を踏みにじられた」と怒り心頭だ。

 盗まれたのは、直径20センチ以上に実ったカボチャ3個、モロッコインゲン、トマト、ナスなど。このうちカボチャは、21日夜から
23日朝にかけて被害に遭った。直径1センチ強の茎が刃物で切られており、計画的犯行とみられる。

 本年度の受講生は41人。約500平方メートルの農園で土作りから始め、19種類の野菜を育ててきた。カボチャは1人に1個ず
つの41個分を人工授粉し、大切に成長を見守ってきた。
 受講生は「楽しみにしていたのに、残念」「盗んだ数が問題なのではなく、その行為が許せない」と口々に言う。

 仙台市の市民センター60カ所のうち、敷地内に畑があるのは高森市民センターだけ。敷地の有効活用が発端の「高森ミニ農
園」講座は、受講申し込みが毎年度定員を上回る人気ぶりだ。
 舟山館長は「泣き寝入りはしたくない。周辺の農家でも、犬の散歩を装った農作物の盗難被害があると聞く。良心を問いたい」と
話している。
河北新報
[7月26日14時45分更新]

ひどい話です。
市民のささやかな幸せを奪うような行為はやめていただきたいものです。


飽食の世の中、野菜泥棒なんて死語かと思っていましたが…
衣食足りて礼節を知る、とはなかなかうまくいかないようです。