もう忘れた方も多いかもしれませんが、水害関連です。

血の通った対応です。

悪臭原因の解体は「全壊」に=生活再建法の弾力適用で指針−内閣府

 内閣府は28日、浸水被害を受けた世帯に対する被災者生活再建支援法の弾力適用に向けたガイドライン(指針)をまとめ、都道府県などに通知した。外見上の損傷がなくても、流入した土砂による悪臭で住めなくなった住宅の解体を「全壊」扱いするとしている。
 また、浸水で畳や壁が膨張したり、浴槽など衛生設備が機能を失ったりした場合も「大規模半壊」「全壊」に該当すると明記した。 
時事通信) - 10月28日23時2分更新

まぁ、当然のことではありますが、一応評価できることだと思います。
とかく役人というのは、目に見える被害だけを追う傾向があるようで、
こういう「悪臭」のような、目には見えない被害については
あまり積極的ではない場合が多いといわれますが、
やっと、こういう部分にも目が届くようになってきたかなぁという感じがします。


「避難」ということですかねぇ?

暴風警報出ても視察出発 浸水の兵庫・日高町の議員

 台風23号で2人が死亡し、約1000世帯が浸水被害を受けた兵庫県日高町の町議会常任委員会の12議員が20日朝、同町を含む但馬地方北部に暴風警報が発令されているのにもかかわらず、石川県や福岡県へ視察に行っていたことが31日、分かった。
 議員らの話によると、産業建設常任委員会の6人は観光政策の視察を目的に20日午前7時50分ごろ、石川県輪島市に向け鉄道で出発。朝市や道の駅を視察した後、予定を早め21日午後8時半ごろ同町に戻った。
 文教民生常任委員会の6人も20日午前7時40分ごろ、1泊の予定で福岡県へごみ処理場の視察に向かったが、新幹線が運行を中止したため、広島で宿泊。翌21日、朝一番で同町に引き返したという。
共同通信) - 10月31日15時29分更新

やっぱり、役人というのは、
一度決めた予定はたとえ何があっても見直さない、ということなのでしょうか。
普通に考えれば、こういう緊急事態には、予定を見直して地元で待機するものです。
仮に出張していたときにこのことを知ったとしても、
出張先から至急地元へ戻ることも考え得る事態です*1
台風が来るのが嫌だから逃げた、と勘繰られても仕方がないような気がします。


*1:実際は交通の関係で難しいと思われますが。