新潟県中越地震関連をいくつか…
先日の台風の時に続いて…
イトーヨーカ堂は31日、新潟県中越地震で大きな被害が出た小千谷市産のユリの切り花7000本を首都圏80店で販売する。新潟県は全国一のユリ生産地で、小千谷ではユリが収穫期を迎えているが、地震の影響で出荷が難しく、農家は生活が苦しくなっているといい、支援の一環で販売を決めた。
(毎日新聞) - 10月30日19時31分更新
先日id:kaolinite:20040906#p3で、
浅間山の噴火で灰をかぶって売り物にならなくなったキャベツや、
台風16号で被害を受けた青森のリンゴの話を紹介しましたが、
今回の地震でも同じようなことをするそうです。
今回もうまく捌けるといいなぁと思います。
よりによってこういう時期に…苦難の船出です。
被災地に「魚沼市」誕生 祝賀なく“震災シフト”
新潟県中越地震の被災地で1日、町村合併により「魚沼市」と「南魚沼市」が誕生。この地域では2000人以上が避難生活を続けており、住民の不安を和らげるため、失職する首長らを「非常勤特別職」として残すなど“震災シフト”を取る。一部地域は避難勧告が続いており、祝賀ムードはない。
「魚沼産コシヒカリ」の知名度を生かしてスタートする魚沼市は、堀之内町、小出町、湯之谷村、広神村、守門村、入広瀬村の6町村が合併。福島、群馬と県境を接する山岳地帯を擁し、人口規模は約4万5000人。
地震では全域で死者や負傷者が出ており、町村長6人は地震後に対策を協議した。
(共同通信) - 10月31日16時46分更新
市町村合併と大規模災害が重なるということは、
おそらく最近では例がないのではないかと思います。
合併時期を決めたときには、こんなことになるとは誰も想像していなかったことでしょう。
困ったことに市町村合併というのは、延期する為には相当の手間が必要で、
そう簡単にできるわけではないようです。
おそらく、当初の予定では
かなり盛大な式典をすることを考えていたのでしょう。
「久々に旨い酒が飲めるなぁ♪」と皮算用していた関係者もいたかもしれませんが、
とてもそれどころではなくなってしまいました。
震度も当面の間は旧町村名で表示されるそうです。
おそらくかなり混乱すると思われますが、何とか事が進むことを祈ります。
また困ったホモ・サピエンスが現れました。
新潟県中越地震の義援金を募集している社会福祉法人中央共同募金会に見せ掛けて、架空口座に義援金を振り込ませる偽の電子メールが29日夕から出回り、同会は「メールによる依頼は一切していない」と注意を呼びかけている。
中央共同募金会によると、偽メールは午後4時50分ごろ、不特定多数のアドレスに発信された。口座に関係した部分以外はすべて同会がホームページに掲載している義援金の募集と同じ内容。発信直後に同会に問い合わせがあり偽メールと分かった。
共同募金会は架空口座が作られた銀行に依頼して口座を取引中止にしており、誤って振り込んだ被害はないという。同会は「数々の義援金を呼び掛けてきたがこんなメールが出回ったのは初めて」と話している。
(共同通信) - 10月29日21時18分更新
また義援金詐欺ですか…
嫌な世の中です。
最近は、災害が起きたりするとこういう詐欺が出没するようです。
皆様もお気を付けください。
前にも書きましたが、義援金を送りたい方は、
はてな義援金窓口が便利です。
盲点だったかもしれません。
車に寝泊まりしていた女性死亡、震災の死者36人に
新潟県中越地震の発生以来、乗用車内で寝泊まりする避難生活を続けていた同県小千谷市船岡、無職目崎幸代さん(43)が死亡していたことが29日わかった。窮屈な座席に長時間座ることが原因で起きる「エコノミークラス症候群」とみられ、これで地震による死者は36人となった。
県警によると、目崎さんは27日午前6時過ぎ、車外に出て転倒し、病院に運ばれたが、同日午後死亡したという。
(読売新聞) - 10月29日23時35分更新
考えてみれば、仮に目的は異なっていたとしても、
狭い乗り物の中でずっと座っている、という点では
旅行における、飛行機や車での長時間の移動と違いがないわけで、
「エコノミークラス症候群」になってしまうのも
不思議ではないといえるでしょう。
わたしは、車の中というのは、
災害の時の避難先として案外有望なのかなぁと思っていましたが、
残念ながらそうでもないようです。
この辺は教訓として留意しておいた方がよさそうです。