ブナシメジではありません。

ホンシメジの大量生産に成功 タカラバイオ 高級食材で販売

  マツタケの香りに対して「味シメジ」とおいしさが称賛されるホンシメジの大量生産に宝ホールディングスの事業子会社、タカラバイオ大津市)が成功した。バイオ技術を活用して秋の味覚の年中食卓に届けることができる。三重県楠町に年間100トンを生産できる初の直営工場を10億円を投じて建設し、今秋にも生産を本格化する。初年度の売り上げ目標は10億円を目指している。
 ホンシメジは人工栽培が難しく、天然ものが大半だった。同社は、キノコ類の遺伝子配列の解析を進めており、香りが良く、人工でも栽培できる耐性の強い本シメジの菌株を選び抜いた。栽培の際に土中に埋めたり、土をかぶせたりする必要もなく、省スペースで育てられる。菌株と栽培方法を特許申請した。ダークブラウンのカサの部分を合わせると、10センチ以上に成長する。
 現在は草津市の研究所で試験栽培し、高級料亭や一部百貨店向けに販売している。量産開始を前に市場調査を進めているが、1本1本が大きくて見栄えがよく、焼いたり、ソテーしたりすると独特の香りと味わいが一層引き立つ特長があり、高級食材として普及を見込んでいる。卸価格は1キロ1万円程度を想定している。
 タカラバイオのキノコビジネスは、1973年に分社化前の宝酒造がJA全農長野に技術供与してブナシメジの生産を始めたのが最初。2003年には、京都府瑞穂町と共同出資した瑞穂農林(同町)がハタケシメジの生産を本格化し、2003年度はキノコ関連で売上高5億円に達している。
 加藤郁之進社長は「マツタケに劣らない香りと歯ごたえがある。従来にない高付加価値のキノコとして販売できる。洋食にも合うので、軌道に乗れば海外での生産、販売も検討したい」と話している。(京都新聞
[7月29日7時20分更新]

以前、「ブナシメジ」が、なぜか「ホンシメジ」という名前で売られていたことがありましたが、
これは正真正銘のホンシメジの話題です。


ホンシメジは、幻のキノコといわれていて、
確か、何かのテレビ番組(「どっちの料理ショー」でしたかね?)でも、山の中を何日も掛けて
キノコ狩り*1をしていました。
そういうキノコが簡単に手に入るようになったらいいなぁと思います。
今はまだ若干高めのようですが…。


実用化したらわたしも食べてみたいです。


*1:ここまで来たら「捜索」という語の方が似合っているかもしれません。