一瞬今日が4月1日ではないかと疑いました。
来年3月の合併を目指す愛知県美浜町と南知多町の法定合併協議会は27日、新しい市の名称を「南セントレア市」とすることを全会一致で決めた。新市北隣の同県常滑市沖に2月17日開港する中部国際空港の愛称「セントレア」にあやかった。ただ、当の新空港自体、知名度の向上が大きな課題だけに、「認知されたことを喜ばしく思う一方、全く想定しないケース」「コメントは差し控えさせていただく」と戸惑っている。
総務省によると、現在カタカナの市名は山梨県の南アルプス市だけ。
合併協議会の委員26人が、昨年12月に公募した名称に、自分たちの作品を含めて投票。新空港の愛称を使った案は公募ではゼロだったが、委員案には「南セントレア市」「セントレア市」「遷都麗空(セントレア)市」の三つがあった。単独での最多得票は「南知多市」だった。しかし、セントレアを使った3案を合計すると1位を上回った。
協議会では商標などを心配する声が出たが、問題ないことが分かったという。(01/28 00:18)
地域の伝統的な地名というのは唯一無二のソフトウェアな訳ですから、
それを軽んじ疎かにするというのは
関係者の地名に対する意識が透けて見えるような気がします。
それに、公募で多数決、というのであれば
納得は出来ないにしても仕方がないのかなぁとは思うのですが、
公募で出なかったものを強引に決めてしまったということは、
要するに出来レースということですよねぇ?
今回の場合はカタカナですが、少し脱線して、
このところ流行っている、「さくら市」「さいたま市」のような
「ひらがな市名」について考えると、
「カオリン日記〜未来への散歩道〜」を、
「かおりんにっき 〜みらいへのさんぽみち〜」 と書けば
ただ用地幼稚っぽく感じるだけのような気がしませんか?
それと同じような所がこの件についてもあるような気がします。
さらに、全く新しい地名の場合には、どうしても
薄っぺらさというものが付きまとってしまうわけで、
まぁ、何百年もたてば「伝統」の重みによって
何の違和感も感じることがなくなるのかもしれませんが、
少なくとも現段階ではいかがなものかなぁと思う次第です。
やはり、地名というのは、何処かの誰かが勝手に決めるという性格のものではなく、
自然発生的に生み出されるものであらねばならないと思います*1。
関係者のみなさま、撤回するのならまだ遅くないと思います。
よく4月1日にはエイプリルフールのネタと称して
いろいろな嘘ニュースが流通することがありますが、
それが準備中に漏れて流出したと信じたいものです。
==========追記1============
千葉県には「太平洋市」なるものも出来るんだとか…
「パシフィック・オーシャン」とは関係ないらしいですが…
「太平サブロー・シロー」とは関係があるかもしれませんねぇ。