灰色の空でも青天井です。

どか雪ズシリ 自治体は除雪費ピンチ 青森・津軽地方

 青森県津軽地方を中心に今月8日から降り続いた大雪は、県の平均積雪が平成に入ってからでは最高となった。このどか雪で、除雪車がフル稼働するなど除雪費用は膨らむばかり。自治体の除雪予算は底を突きそうで、苦しい台所事情の中、1月上旬での予想外の出費に頭を抱えている。
 地元で生まれ育った市民も驚くほど降雪があった青森市。今冬の積雪は一時最高131センチまで達し、12日には4年ぶりとなる豪雪対策本部が設置され、16日も警戒を続けた。
 本部では「一度除排雪した所にまた入るという繰り返し。今回だけで2億円近くかかりそう」という。道路確保の対応に追われ、「除雪費の額は集計する余裕がない」
 市では本年度、除排雪対策費に約18億1500万円を組んだ。やはり豪雪だった2000年度でも最終的に約29億円近くに上っていることから、今冬の予算オーバーは確実視される。
 また五所川原市では最高積雪量が一時101センチを記録。13日、豪雪対策本部を設置した。本年度の除排雪費約1億5000万円のうち業者委託分は約6680万円だが、すでに12回もの一斉除雪を行ったため、約6400万円を使い、底を突く寸前となっている。
 市は、委託料の増額補正の検討を始めたが、今後の天候次第ではさらなる出費も予想され、「一体いくらかかるのか」と悲鳴を上げている。
 青森県は、県道などの除雪費に本年度約20億2800万円を見積もった。すでに「10億円は超えている」(県土整備部)といい、2000年度の最終額の30億円並みに達するのではないかと懸念している。
 県土整備部は「ここ数年の暖冬傾向で、除雪費の予算は以前よりやや低めに設定していた。今年も同様だと予測していたが、自然現象は予測がつかない。こんな出費になるとは、当てが外れた」とがっくり。近く国に補助金増額を要望する。
河北新報) - 1月17日7時3分更新

雪の季節でございます。
今年は大雪が多いような気がします。


しかし、青森の人々なら、大雪など委託痛くも痒くもないのだろうと思っていたのですが、
やはり確実に影響しているようです。
「地元で生まれ育った市民も驚くほど」ということだそうですが、
青森の人も雪で驚くことがあるようです。


最近の地震・台風・津波もそうですが、
自然の動きというのはなかなか予測し難いものです。
せいぜい天気予報の精度が高まるのを期待する、というのが
今、この2005年に出来る精一杯の努力なのかもしれません。
明日の天気予報も外れることがありますし、
特に週間予報はかなり外れることが多いような気がします。
昔、生水毒キノコ腐ったものを食べるときや、
鉄砲の弾が飛んできた時に「測候所!」と唱えると弾に当たらない、
というおまじないが流行ったことがあったそうですが、
その時代と程度の差はあれ、今もそれ程変わっていないような気がします。


除雪費を予算化する、ということ自体に無理がある、ということを示しているのかもしれません。