織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の、ホトトギスの句を思い起こさせる事件です。
98年冬季長野五輪の聖火リレー用トーチが、同五輪スピードスケート会場の「エムウェーブ」(長野市北長池、土橋文行社長)内にある「長野オリンピック記念館」から紛失した件で、なくなったトーチが22日午後7時15分ごろ、エムウェーブ駐輪場で発見された。
同館は紛失発覚後も警察に盗難届は出さず、持ち去った人に自主返却を呼びかけていた。土橋社長は「呼びかけに応じてくれたのだろう。人間の良心に期待してよかった」と話している。
同館によると、トーチは駐輪場の自転車のそばに横にして置いてあった。通りがかった一般のスケート客が見つけ、同館に届けた。アルミ製のトーチに目立った傷などはないという。【川崎桂吾】
(毎日新聞) - 11月22日23時23分更新
一件落着、ということのようです。
この手の話というのは、
大捜索を展開した挙げ句、結局行方不明になるか、
ネットオークションにかけられて盗品という「素性」を知られずに全国を徘徊して歩く、
ということがよくある結末なのですが、
今回はあっさりと手元に戻ってきたようです。
担当者の方も、力ずくで取り戻そうというのではなく
戻ってくるのを待とう、という姿勢が功を奏したようです。
この方法が全ての紛失でうまくいくとは限らないが残念です。
これが本当にトーチを愛する人の行動だと思います(持ち去った人)。