倒産で株が紙切れに…という話はよく聞きますが…

金庫の5800万円が紙切れに 上越信金

 新潟県柿崎町の上越信用金庫柿崎支店で21日までに、金庫室に保管していた現金約5800万円が紙にすり替わっていたことが分かり、同信金上越北署に届け出た。同署は窃盗事件の可能性もあるとみて捜査している。
 調べでは、現金はすべて1万円札で、袋に入れた状態で2002年4月から金庫室に置いてあった1億円のうちの一部だった。
 同支店は今月14日、11月から発行される新紙幣に交換するため、金庫室の1億円を別の支店に搬送。翌15日に精査した際、発覚した。
 14日の搬送時には袋に異常はなかったという。金庫室の鍵は支店長ら数人が持っているが、許可があれば一般職員でも入ることができる。
 上越信金は1月、新潟県内の高田信金と直江津信金が合併して発足した。
共同通信) - 10月21日22時17分更新

倒産で株が紙切れに…という話はよく聞きますが、
この事件ではお札が本当にただの紙切れになってしまったそうです。


まさかお札がひとりでに白紙に化けた、ということはないでしょうし、
誰かの手違い、と考えるにも無理がありそうです。
やっぱり2002年4月から今までの間に誰かがコッソリとすり替えた、と考えざるを得ないでしょう。


現金が入った袋の数が減った、とか、
袋の中身がカラになったというのであればすぐに気づくはずですが、
袋の中に何かが入っていて膨らんでいたために、発見が遅れたと思われます。
もし、このたびの新紙幣への切り替えがなければ、
おそらく更に発見が遅れたはずですから、
盗まれたとすれば、おそらく事件の発覚を遅らせることを狙ってやったことでしょうから、
作戦が見事に成功した、といえるでしょう。
なかなかの知能犯です。


それにしても、気づいた人はさぞやビックリしたことでしょうねぇ。


これを契機に、銀行関係者の間で半透明の現金袋が使われるようになるかもしれません。