たまにはいい話というのも転がっているようです。

<福井豪雨>被災者へと2億円の当選宝くじ 匿名の速達届く

 豪雨に見舞われた福井県に、1等の2億円が当選したドリームジャンボ宝くじが匿名の速達郵便で届いた。西川一誠・同県
知事が24日、明らかにした。西川知事は「元気付けられる。復旧対策に頑張りたい」。災害見舞金として被災者支援に使うと
いう。【兵頭和行】

 県によると宝くじは今年6月15日抽選の「06組198955」。23日午前、「福井県庁内災害対策本部 西川一誠知事」あてに
届いた。封筒には、便せんにペンで書かれた次のような手紙が添えられていた(要旨)。

     ◇

 前略、新聞、テレビニュースで福井豪雨の被害を知りました。

 天災の豪雨で多くの方々が被害に遭われたことに対して心から御見舞い申し上げます。

 さて、不幸にも被害を受けられた方々に少しでも援助になれば幸いと思い幸運に恵まれた宝くじ当選券(弐億円)一枚を同封
して送ります。

 現金でなく申し訳ありませんがあくまで匿名の寄付ということにしていただきたく、よろしく取り計らいお願い申し上げます。

 本来ならば直接持参すべきところですが、大変失礼と思いますが、住所氏名は記入しませんあしからずお許しください。

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 手紙には7月22日の日付があった。封筒には差出人の住所、名前が書かれていたが、架空のものだったという。

 西川知事は「本人に直接お会いしてお礼申し上げなければならないが、匿名なので会見で公表し、感謝申し上げたい」と謝
意を表した。義援金と同じ扱いになるため、税金はかからないという。

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 宝くじは、自分で購入し当選した場合は、当せん金付証票法で非課税扱いとなっている。ただ、当たりくじを譲ってもらった場
合、受け取った側には、金額によっては税金がかかる場合がある。しかし、自治体や国などの公共法人の所得には、そもそも
税金がかからない。今回も「寄付」を受けた福井県には税金はかからない。(毎日新聞

大金が手に入ったら、誰かのために寄付を…とは多くの人が思い付くことですが、
一般人が実際に大金を手にする機会というのは滅多にないわけで、
従ってその実現の機会もほとんどの人が入手できないわけです。


まぁ、普通の人だったら、2億円というのは扱いに困る金額でしょうから、
宝くじが当たった当の本人ももしかしたら始末に悩んでいたのかもしれません。


わたしも大金が手に入ったら寄付を…と思っているのですが…残念です。